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熱中症にご注意ください!

最終更新日:2025年7月16日

暑くなり始めの時期や急に蒸し暑くなる日は、熱中症が起こりやすくなります。体が暑さに慣れていないため、体温調節が上手く働かないからです。暑さに負けない体にするため、暑くなる前の時期から、ウォーキングなどの汗をかく運動を継続して行いましょう。また、汗をかいた時には水分や塩分の補給もこまめに行いましょう。

令和6年5月から9月の県内の熱中症による救急搬送者数は全国第4位(5,528人)、救急搬送死亡者数は全国第30位(1人)でした。
特に、救急搬送者数は高齢者が半数以上を占めています。また、救急搬送の発生場所は住居が約4割を占めています。

ふわっぴー画像

梅雨が明けると、1年間で最も気温が高い時期になります。
梅雨明け直後は一気に高温多湿な天候に変化します。多くの人が十分に暑さに慣れていないため、熱中症発生リスクが高くなります。加えて、野外の厳しい暑熱環境で活動する機会が多くなる時期ですので、暑さへの対策が欠かせません。
暑さ指数(WBGT)や熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートを目安として、適切な熱中症予防行動を早め早めにとるようにしましょう。

屋内でも熱中症は発生しています。特に高齢者の場合、死亡者数が多いのは室内というデータもあります。
暑い日はエアコンを上手に使用し、涼しい環境で過ごしましょう。また、エアコンの設定温度と室温は異なるため、リビングや寝室には温度計を設置して温度や湿度を確認することもポイントです。室内の冷やしすぎに注意し、適切に室温を調整しましょう。扇風機を併用して、室内全体に冷気を循環させるとより効果的です。
夜間は、エアコンのタイマーが切れた後に室温が非常に高くなることがあります。タイマーは少なくとも3時間以上使用しましょう。

熱中症とは、高い気温や高い湿度の中で、体温の調節ができずに体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、体調不良になる状態をいいます。家の中にいても、室温や湿度が高いために、熱中症になる可能性があるため、注意が必要です。熱中症は、時に命を脅かすことがありますが、予防方法を知っていれば防ぐことができます。

熱中症は、症状により重症度1度(軽度)、重症度2度(中程度)、重症度3度(重度)、重症度4度(最重症)の4つに分類されます(日本救急医学会『熱中症診療ガイドライン』2024より)

重症度主な症状対処法
1度

めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗
筋肉の痛み、こむら返り
意識障害を認めない

  • 涼しい所に避難し安静にしましょう
  • 衣服をゆるめ、体を冷やしましょう
  • 水分・塩分を補給しましょう
  • 誰かがついて見守り、よくならなければ病院に行きましょう
2度

頭痛、嘔吐、倦怠感
体に力が入らない
集中力や判断力の低下

【熱中症1度の対処法に加えて】
  • 速やかに医療機関を受診しましょう
3度

高い体温や皮膚の熱感
呼びかけに対し返事がおかしい、意識がない
体がガクガクとひきつける(けいれん)
まっすぐに歩けない・走れない
深部体温39.9℃以下

【すぐに救急車を呼びましょう】
救急車が到着するまで、熱中症1度、2度の対処法にて、応急処置をおこなってください
上記に加えて、水や氷で積極的に体を冷やしましょう(首・脇の下・太ももの付け根など)
4度

【熱中症3度の症状に加えて】
重い意識障害
深部体温40.0℃以上

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。参考:「職場でおこる熱中症」(厚生労働省)(外部サイト)

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。参考:熱中症環境保健マニュアル2022(環境省)(外部サイト)


乳幼児

乳幼児は汗腺が未発達で、体温調節機能が未熟なため、熱中症の危険が高まります。また、自分で衣服を着脱したり、水分補給を行うことが難しいことや、地面の照り返しにより大人が感じる以上に暑くなることなども熱中症になりやすい理由として挙げられます。
【対策】

  • お子さんの様子を充分に観察しましょう(顔が赤く、汗っかきに見える場合には、体の深部の体温が高くなっている可能性があります。涼しい場所に移動しましょう。)
  • 遊びの最中も、こまめな水分補給や涼しい場所での休憩をとりましょう。
  • 外出時の服装に注意し、適宜、衣服の調節をしたり、帽子を忘れずにかぶるようにしましょう。
  • 車の中での熱中症に注意しましょう!(乳幼児を車の中に置き去りにし、戻ったときにはぐったりしていた、あるいは熱中症で死亡してしまった、というケースを耳にしたことはないでしょうか。車のような狭い空間では、気温が短時間で上昇し、事故につながってしまいます。短い時間であっても、絶対にお子さんを車の中に置き去りにしないようにしてください。

高齢者

高齢になると、体温を下げるための体の反応が低下します。また、暑さや喉の渇きを感じにくくなり、水分不足になりがちになりますので、注意が必要です。
【対策】

  • エアコンや扇風機を使って温度調節をしましょう。(室内でも熱中症になる可能性があります。エアコンや扇風機を活用しましょう。部屋の温度が28度を超えないように、温度計などで確認するようにしましょう。)
  • こまめに水分をとるようにしましょう。(病気などで、塩分や水分制限を受けている方はかかりつけ医とあらかじめ相談し、熱中症対策のアドバイスを受けましょう。)
  • 外出する際は帽子や日傘を活用しましょう。また、通気性のよい衣服を着るようにしましょう。
  • 外出する際は、なるべく日陰のところを歩いたり、無理せず途中で涼しい場所で休憩をとるようにしましょう。

埼玉県では、熱中症予防対策のため高齢者向けの熱中症予防動画を公開しています。
日頃から栄養バランスの良い食事と暑さに備えた体力づくりを行い、熱中症を予防しましょう。
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。ふだんから運動しましょう(埼玉県)(外部サイト)
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。食事から熱中症を予防しましょう(埼玉県)(外部サイト)

その他、熱中症になりやすいかた

暑さに慣れていない人、体調の悪い人(風邪、二日酔いや寝不足等)、心臓疾患や糖尿病などの持病がある人も、熱中症になりやすいため注意が必要です。

  1. すぐに涼しい場所へ移動し、衣服をゆるめ、安静に寝かせましょう。
  2. エアコンをつけたり、扇風機やうちわなどで風を当て体を冷やしましょう。また、氷嚢や濡れたタオルなどで、首の横や、脇の下、太ももの付け根などを冷やすと、体がすぐに冷えるので効果的です。
  3. 飲めるようであれば、水分を少しずつ飲ませましょう。(呼びかけや刺激に対する反応がおかしい、意識がないなどのときには、無理に水分を口から飲ませようとすると、誤って気道に流れ込む恐れがあり危険です。そのような場合には、病院での点滴が必要となりますので、速やかに医療機関を受診しましょう。)

(注記)自力で水を飲めない、けいれんを起こしている、意識がないなどの場合は、直ちに救急車を呼んでください!(救急車を待っている間も、涼しい場所で体を冷やす処置を行ってください。)

(注記)暑さ指数(WBGT)とは
人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい1.湿度、2.日射・輻射(ふくしゃ)などの周辺の熱環境、3.気温の3つを取り入れた指標です。
暑さ指数が28度(厳重警戒)を超えると、熱中症にかかりやすくなるため注意が必要です。

日常生活に関する指針
暑さ指数
(WBGT)
注意すべき生活活動の目安注意事項
危険(31以上)すべての生活活動でおこる危険性

高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。

厳重警戒
(28以上31未満)
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
警戒
(25以上28未満)
中等度以上の生活活動でおこる危険性運動や激しい作業をする際は、定期的に充分に休息を取り入れる。
注意(25未満)強い生活活動でおこる危険性一般に危険性は少ないが、激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。出典:「暑さ指数とは?」熱中症予防情報サイト(環境省)(外部サイト)

運動に関する指針

気温

(参考)

暑さ指数

(WBGT)

熱中症予防運動指針
35℃以上31以上運動は原則中止

特別の場合以外は運動を中止する。
特に子どもの場合には中止すべき。

31℃以上35℃未満28以上31未満

厳重警戒

(激しい運動は中止)

熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。
10~20分おきに休憩をとり水分・塩分の補給を行う。
暑さに弱い人(体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れていない人など)は運動を軽減または中止。

28℃以上31℃未満25以上28未満

警戒

(積極的に休憩)

熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。
激しい運動では、30分おきにくらいに休憩をとる。

24℃以上28℃未満21以上25未満

注意

(積極的に水分補給)

熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。
熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。

24℃未満21未満

ほぼ安全

(適宜水分補給)

通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。
市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。出典:「暑さ指数とは?」熱中症予防情報サイト(環境省)(外部サイト)

市役所入口と東武東上線鶴瀬駅東口駅前広場に設置しているデジタルサイネージ(動画掲示板)や市公式YouTubeで、気象予報士・防災士で富士見市PR大使の千種ゆり子(ちくさゆりこ)さんにご出演いただき、熱中症予防を呼びかけます。熱中症の危険性や、予防のポイントなどわかりやすく解説しています。暑い夏を乗り越えましょう!

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。熱中症の動画のサムネイル画像です

期間

令和7年9月末頃まで

概要

(1)市役所入口・鶴瀬駅東口駅前広場デジタルサイネージ
ダイジェスト版の熱中症予防呼びかけ動画の放送
(2)市公式YouTube
熱中症予防呼びかけ動画の放送
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。動画へのリンクはこちら(YouTube)(外部サイト)

お問い合わせ

健康増進センター 健康づくり支援係

〒354-0021 埼玉県富士見市大字鶴馬3351番地の2

電話番号:049-252-3771

FAX:049-255-3321

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